東日本大震災を経て、困難な状況におかれている発達障がいなど様々な課題を抱える子ども達のために。


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2017年12月29日

活動レポートが掲載されました

私たちの活動開始当初からご支援をいただいているハタチ基金様のメールマガジンに、みなみそうまラーニングセンターの活動レポートが掲載されました。ぜひご一読ください。

<ハタチ基金について>
https://www.hatachikikin.com

ハタチ基金の支援事業の一つである「みなみそうまラーニングセンター」は、福島県南相馬市にて、発達障がいなど様々な課題を抱える子どもたちへ学習支援や心理ケアを行う施設です。
同施設内には、2017年4月から小規模保育施設「原町にこにこ保育園」が併設されています。

<原町にこにこ保育園から>
10月には、初めての親子参加行事「親子遠足・ミニ運動会」を開催。
当日はあいにくの雨となり、ラーニングセンター施設内での開催でしたが、大勢のご家族がご参加くださり、和気あいあいとした雰囲気の中で交流を深めることができました。
懇談会では「子どもの社会性が身についてきた」「給食が美味しく、食べものの好き嫌いが減った」などといった声がきかれました。
今後も「一歩ずつ未来へ!笑顔が育つ保育園」を目指し、あたたかで丁寧な保育に取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

<みなみそうまラーニングセンターから>
ラーニングセンターでは、今年の7月から、文部科学省委託事業として、子どもの心のケア支援事業を実施することとなりました。
そのいっかんとして、南相馬市内の児童クラブを定期的に訪問させていただいております。
そこで今回は、南相馬市における復興の様子についてお伝えします。

2016年12月に、常磐線の宮城ー福島間が、5年9ヵ月ぶりの運転再開となりました。目に見える形で交通機関などの復興が進んでいます。
支援活動などを行う中で、子ども・児童クラブの先生・保護者など様々な方のお話を聞くことがあります。

ある、小さなお子さんを育てる親御さんは、「最近子育てはどうですか?」と聞くと
「子どもに、どんなひどい言葉をあびせようかと考えてしまっていることがあるんです」と胸の内を語りました。

あるお母さんは、発達のスピードが周りより少しお子さんの支援学級通学を学校から勧められ、「先生から今年も支援学級をすすめられた。子どもも行きたくないと言ってる……」と涙を流しました。

ある、難しいご家庭のお子さんは、学習の時間に、定規を手に持ち、じっと見つめていました。
「どうしたの?」と声をかけると「定規を折りたい。折るとスッキリするんだよね」とつぶやきました。

実際に支援に携わる先生方にお話を聞くと、
「不登校の子どもが増え、自分の施設にもいるので、(ラーニングセンターに)相談したい」
「勉強どころではないほど落ち着きがない学級がある。保護者の方々からお話を受け、悩んでいる」
などといった声がありました。

普段は笑顔をみせている方であっても、不安や悩み・困っていることを抱えている方は多くいらっしゃいます。
これらの「声」は南相馬市における、ほんの一部です。
皆さんのご支援を受け、様々な機関と連携を図りながら、地域における課題に向き合っていかなければならないと私たちは思うのです。

子どもにとって、安心できる場所ができることは、そのまま親の安心感につながります。
安心で安全な、子どもの居場所づくりに、これからも取り組んでいきたいと思っています。

投稿者 : みなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」管理者

ブログカテゴリー : お知らせ

2017年05月5日

自分らしい花

自分らしい花

新年度が始まり、ひと月が過ぎました。新しい環境に、子ども達も慣れてきたようです。桜の時期がおわり、また新たな花が咲き始めました。虫たちも元気に動き出します。

この一年間で、子ども達はとても成長しました。

一人遊びが主だった子が、自分からお友達に声を掛け、皆で遊べるゲームへ展開できるようになりました。
ひらがなが逆さ文字になってしまう子が、ひらがなや漢字を書けるようになりました。
身体を動かすことがほとんどなかった子が、センターに来る度「運動しよう」と自分からみんなに声を掛けるようになりました。
人が集まっている場所が苦手で、センターの中に入れなかった子が、お友達とサッカーを楽しめるようになりました。

そんな子ども達と一緒に、センターの花壇に昨年植えたチューリップの球根。一年をかけて今年、きれいな花を咲かせました。

今年度もまた、子ども達一人ひとりがそれぞれの場所で、様々な経験を重ねるでしょう。前を向いて、一歩ずつ、進んでいきましょう。自分らしい花を咲かせるために。

投稿者 : みなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」管理者

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2016年12月28日

クリスマス会

クリスマス会

今年もみんなが楽しみにしていた季節がやってきました。この時期のお楽しみと言えば、そう、クリスマス会です。この日に向けて1ヶ月前から子ども達を巻き込んで準備を進めてきました。それとともに、子ども達のテンションもどんどん高まっていき、前日の夕方に会場の飾りつけをした時はみんな大張り切りであっという間に会場の準備が整いました。当日を迎え、クリスマスソングが流れる中をみんな元気に登室してきました。いつもと違う雰囲気のラーニングセンターに子ども達の表情はキラキラ輝いています。参加者が揃ったところでいよいよクリスマス会の開催です。

クリスマス会

プログラム1番ははじめの言葉。今年は小1のK君が堂々と開会を宣言してくれました。司会進行はいつも笑顔で穏やかな雰囲気の小4のS君です。嫌な顔をせずに大役を引き受けてくれ、当日まで何度も打ち合わせを重ねてきました。S君の安定した司会ぶりのおかげで勝手におしゃべりする子も出ず、会はスムーズに進みました。

次のプログラムはゲームです。ズボンの後ろに洗濯ばさみで付けた紐を取り合う『しっぽ取り鬼ごっこ』、いつもはやんちゃな小4のI君が丁寧にルール説明をしてくれたのでみんなすぐに遊び方を理解した様子。小1から中3までの子ども達が所狭しと走り回った熱い戦いの結果、中1のA君が合計8本のしっぽを取って優勝です。A君は最近学校へ行き渋り気味で、今回の会にも来てくれるかどうか心配でしたが、当日は会が終わっても「まだ帰りたくない、もっとみんなと遊んでたい!」と言うほど楽しんでくれたようで、職員としてそれが本当に嬉しく心に残りました。

体を動かして遊んだら、次はクールダウンを兼ねて『なぞなぞ大会』です。難問が続いてみんな苦戦していましたが、いつもは引っ込み思案の小3Hちゃんが正解を連発して大活躍しました。なぞなぞの間に会場をセッティングしたら、次は今回の目玉イベント『ビンゴ大会』です。数字が読まれる度に大騒ぎの子ども達。自分の目当ての数字が出るように手を合わせて祈る表情がなんとも言えず微笑ましかったです。

クリスマス会

会の締めくくりは、みんなで昼食の焼きそば作りです。グループリーダーの中学生達を中心に、みんなが自然に協力し合って調理が進んでいきます。最近入った小5のR君は「おれ、料理なんてしたことない」と言いながらも嬉しそうに野菜を炒めてくれました。焼きそばが出来上がる頃を見計らって、職員がお菓子の盛り合わせとケーキを運んでくると「わぁ、すご~い!」「やった~!」と、子ども達から歓声が上がります。一斉に「いただきます!」をした後、自分たちで作った焼きそばを頬張る子ども達の顔はとても幸せそうで、それを見ている大人もみんな幸せな気持ちになりました。今年は職員数が減り、計画段階からどこまでやれるのかと色々悩みましたが、「この顔を見るためにやってるんだ」と強く確信した瞬間でした。

震災からまもなく6年が経とうとしています。世の中ではあの出来事の記憶の風化が心配されていますが、そうした中で南相馬に思いを寄せ、ラーニングセンターでの活動を支援して下さる方々がいてこそ、子ども達の笑顔があります。わたし達はその思いをしっかりと胸に留めこれからも歩んでいきたいと思います。

今年1年、ラーニングセンターを見守っていただき本当にありがとうございました。皆さまにとって、くる年が良い年でありますように。

投稿者 : みなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」管理者

ブログカテゴリー : お知らせ

2016年11月2日

保護者会

保護者会

10月19日に、保護者会が行われました。ラーニングセンターの現状報告、今後の運営方針など様々な事柄について情報を共有しました。

子ども達の日頃の様子について、職員が報告すると
「とても楽しく通っています。」
「進路を悩んでいる時期で、先生にも相談にのってもらえて助かっています。」
「一人っ子で、普段家庭では言ったことが通るのですが、センターでは年下の子が多い為、面倒をみなくちゃいけない、と自然とお姉さんになっています。」
「親に言えない話も、先生には話します。」
「何年も通っているが、ここに来なかったら学校での勉強がままならなかったです。」
等、保護者の方々から嬉しいお話を伺うことができました。

保護者会

お話の中で、子育て等で困っている方は少なくないという意見も出ました。
これから先が考えられない。地元の学校へ行き、地元の企業で就職してほしいが将来どうなるかが見えない。
資格を取って子どもが将来生活できる術を身につけてほしいが、周りをみるとない。
センターを卒業した後はどうしよう、という不安を皆さん抱えていました。
将来地元でも、子ども達がやっていける場所がほしい。そんな思いに応えるため、職員だけの研修ではなく、地域に開かれた学習をする機会を作っていきたいと思います。ラーニングセンターとしても、各学校や関係機関と更に連携しながら、歩んで参りたいと思います。

お忙しい中ご出席していただいた保護者の皆様へ、厚く御礼申し上げます。
保護者の皆様の想いを伺える貴重な時間となりました。

投稿者 : みなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」管理者

ブログカテゴリー : お知らせ

2016年10月13日

遠く離れたイギリスから、想いを寄せていただきました

イギリスのロンドンにある学習塾、JOBA International London様から10万円のご寄付をいただきました。

塾に通う子ども達の保護者の方々が品物を提供し出店したフリーマーケット等の収益です。子ども達が寄付する施設を自分たちで探し、みなみそうまラーニングセンターを見つけてくださいました。

校長の木村様が、南相馬市まで足を運んでくださり、センターをご見学、たくさんお話をさせていただくことが出来ました。センターの様子や町の現状等を、保護者の方々そして子供たちに伝えて下さいました。

遠いロンドンのみなさまと、このような形で繋がることが出来て、とても嬉しく思います。皆様方の温かいご支援に、改めて心より厚く御礼申し上げます。

本当に、ありがとうございます。

投稿者 : みなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」管理者

ブログカテゴリー : お知らせ

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