福島県南相馬市での活動

みなみそうまラーニングセンター
ふみだす未来の教室

災害や発達障がい
困難とたたかうこども達が未来を目指すための、生きていく力を育む場所

みなみそうまラーニングセンター ふみだす未来の教室とは

みなみそうまラーニングセンター ふみだす未来の教室
福島県南相馬市原町区錦町1-125
みなみそうまラーニングセンター ふみだす未来の教室

震災を経て困難な状況におかれている発達障がいなど様々な課題を抱える子ども達の学習支援、心理ケアを行うことを目的とした施設です。
ICTを活用した学習支援、対人関係のトレーニングや、発達障がいの子どもを持つ親や支援者の教育相談を行っています。

東日本大震災を経て、困難な状況におかれてた、発達障がいなど様々な課題を抱える子どもとご家族のために。

東日本大震災発生以後、発達障がいの子ども達が被災地にて困難な状況におかれていることに鑑み、支援の形を模索しておりました中、南相馬市教育委員会および発達支援室とのご縁があり2011年6月より今日まで、南相馬市内の児童クラブ(学童保育)、幼稚園、保育園、自立支援施設等のお手伝いをして参りました。学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害を抱える子どもなど、学習やコミュニケーションについて支援が必要な子どもを受け入れる放課後学習施設です。

開設当初、子ども達は、
落ちつかない様子でした。

目を離すとすぐにケンカをはじめる、話をしても目が合わない、すぐに大声を出す、話しかけても返事をしない、という事も日常茶飯事。同時に、子ども同士のトラブルが大ごとになってしまう事もありました。福島は原発事故があり、住民も 自分達の生活を守るために、国や電力会社に対して、声を上げざるを得ませんでした。その影響もあってか、人々の怒りの沸点が低くなっているという現状を痛感しました。

大人は大人で、計り知れない傷を負っています。
そして、それは子どもたちも同じでした。

私たちが心がけたのは、たとえどれだけ時間がかかっても、
子どもが「ここなら守ってもらえる」と安心できる場所をつくることでした。

「子どもは、大人の鏡」です。
明日の生活さえどうなるかわからない。いつ 家に帰れるかわからない。先の見通しが立たない暮らしが続き、生きていくのに必死という中、大人が抱える不安やストレス、そして不信感を、子どもたちはずっと傍で感じていたのです。
言葉では言い表せない不安な気持ちを、表現が苦手な子どもたちは、行動や態度でしか、伝えることができなかっただけなのです。
それが、大声を出したり、返事をしないなどの行動に出ていたのでした。

「南相馬は南相馬で、また違う子ども達の居場所を一から作らないといけない」
私たちが 心がけたのは、たとえ どれだけ時間がかかっても、子どもが「ここなら守ってもらえる」と安心できる場所をつくることでした。
頭ごなしに叱ることをせず、とにかく 話をしました。どんな暴言も受け入れ、時には受け流し、関係を築いていく。放課後、子どもたちは「ただいま」とセンターに駆け込んできます。みんなで宿題をしたり、子どもによっては、1対1でスタッフが個別に勉強をみてくれるスペースも設けました。
ある女の子は、津波で自宅が流され、仲良く遊んでいた友達も亡くし、避難生活の後、市内に戻ってきても、通い慣れた小学校の特別支援学級は閉鎖していました。途方に暮れ、通っていた児童クラブで周囲になじめずにいた彼女を、スタッフが気に留め、来所を勧めたことがきっかけにで、このセンターへやってきました。「あ!あいさつができたね!」「あら!机に座って勉強できたね」。センターのスタッフは、女の子が見せたどんなに小さな変化さえも、見逃さず、積極的に褒めることを心掛けました。すると、女の子の顔に 徐々に、笑顔が戻ってきたのです。その娘の姿を見たお母さんは こう語りました。「何度も話し合うことで、娘がストレスをため込んでいたことに気付きました。ここに来て、子供が変わっていく姿を目にして、なんだか救われたような気分になりました」。

あなたたちもどうせいなくなるんでしょ?

だんだんと地域の活動や、クラブ活動や習い事などを続けられる子どもたちが増えて来ました。つまり、センターだけに依存しなくてもよくなってきたのです。宿題を終わらせて学校に行く事が出来たり、成績も上がったり、子どもたちは、どんどんと自信を持てるようになっていきました。
しかし、時間の経過とともに周囲の環境も少しずつ変わっていくのを感じていました。震災間もないころから、周りから聞かされていた言葉。「そのうち転換期が来る」
始めた当初は、復興支援事業という意味合いもありました。そのため、1年…2年と経過するうちに、支援団体が、次々と福島を引き上げていったのです。
「あなたたちも どうせいなくなるんでしょ?」「あれ? いつまでいるの…」私たちも、そんな言葉を耳にしていました。

子どもから必要とされている限りは、
大人の都合幕引きをしてはいけない。

それが 私たちのモットーであり、家族との大切な約束です。だからこそ、変わらず そこにあり続けました。
そして、5〜6年が経過した頃…

トイボックスは、
まだいてくれているね?

と、かけていただく言葉が変わってきました。
時を経て、少しずつですが、家族や地域に受け入れていただけるようになったのかと感じました。

活動内容

グループ学習スペース・プレイスペース・軽運動スペース・個別学習スペース・個別相談スペース・事務スペースを設け、外で長時間遊べなかったり、個別スペースがなく学習に集中できなかったり、という子ども達の様々なニーズに応えています。
発達障がいの子ども達の中には、周囲とのコミュニケーションが難しく、人の感情や場の空気を察することが苦手な子どもが多く存在します。南相馬市には、避難先での生活が困難で地元に帰ってきたそういった子どもやその家族が多い一方で、発達障がいの子どもを受け入れる環境が十分とは言えず、ケアを必要としています。
発達障がいの子どもを中心に子ども達のサポートをすることで、子ども達の生活環境、教育環境全体を改善することができると考えています。

事業内容 学習支援、心理ケア、小集団での社会的スキルのトレーニング、ご家族の教育相談・ 家庭訪問、支援計画や個別カリキュラム等の作成とその実施のための援助・ 個別相談の実施・ 保護者同伴のグループケア(小集団の中での社会的訓練や学習サポートの実施)・ センターにおけるパソコン、iPad等を活用したICT教育の推進
開所時間 月〜金曜日 10時~18時
対象者 発達障がい、不登校等、生活あるいは学習の課題を抱える子どもとそのご家族
場所 福島県南相馬市原町区錦町1-125 Googleマップはこちら
利用方法 予約が必要です。

TEL&FAX 0244-26-6836

後援 南相馬市教育委員会

当初は大阪の本部より専門スタッフを交代で派遣する形をとっておりましたが、現在は現地スタッフを迎え、以下の業務に取り組んでいます。

  • 人員不足により発達障がいの子どもへの対応が困難な学校・園・施設への支援員の派遣
  • 教員・指導員への発達障がいの子ども支援の研修
  • 発達障がいの子どもへの対応の仕方についての保護者や指導員への情報提供および助言
  • 教員・指導員のカウンセリング・心のケア
  • 多角的な支援が必要な発達障がいの子どもを医療機関・支援機関などに繋ぐための相談活動
  • 2012年に開所したみなみそうまラーニングセンターを活用した学童保育事業
  • その他、現地より要請があった活動

ご支援について

国内外からの寄付により
継続的な支援活動実施しています。

みなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」を含む南相馬の発達障がい児支援事業は、公益社団法人ハタチ基金の支援事業です。
ラーニングセンターの設置費用、運営費用はハタチ基金に加え、国内外の法人・個人の皆様からのご寄付で賄われております。

これまでにご寄付、ご協力をいただいた企業様、団体の方々

(2017年8月現在、敬称略 順不同)

  • 株式会社ソフトバンクモバイル
  • 社会福祉法人恵福祉会 ともえ学園
  • 公益社団法人 東日本大震災復興支援財団
  • 株式会社横山石材
  • 社会福祉法人 中央共同募金会
  • リクルートカーセンサー
  • 公益社団法人 日本財団
  • posters for japan
  • 公益社団法人 ハタチ基金
  • 医療法人社団晴晃会 育良クリニック様
  • 株式会社リアル様
  • 株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング
  • 株式会社ポケモン
  • JDDネットワーク
  • 南相馬VSB基金
  • 日本郵政グループ労働組合
  • 池田ライオンズクラブ
  • 講談社
  • 池田青年連合アトラス
  • 富士フィルム株式会社
  • 株式会社ジェーシービー
  • 株式会社ちよだ鮨
  • 広島国際大学教授 小坂哲也 様

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一度はじめたこども達へのサービスは、「大人の事情」で中断してはいけない。
それが、ソーシャルサービスを行うものの絶対の義務だという思いを、トイボックスのメンバーは創業時から持ち続けています。
こども達をサポートする。こども達をずっと応援し続ける。
そのためには、みなさまのご支援が不可欠です。いっしょにこども達の未来づくりを応援してください。

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